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技術職 先輩社員インタビュー

技術開発本部
電波・センサ技術部

工学研究科
総合工学専攻卒

Q現在、職場ではどのような仕事をしているのですか?
A

防衛省向けレーダ装置の送信機に用いられるアナログ回路の設計をしています。近年では時勢で、部品の入手や予算が厳しくなっているため、"ただ要求性能通り動くもの"を作るのではなく、入手性の良い部品の選定や製造部門の作りやすさといった製造設計の面にも力を入れて日々仕事をしています。当社には製造部門と製造工場があるため、実際に製品製造工程に進んだ際に、製造部門から製造がしにくい箇所などフィードバックを貰うことができ、日々自分の設計力として吸収することができています。

Qこの仕事に就いて一番嬉しかったエピソードがあれば教えてくれませんか?
A

当社では、システム仕様要求から必要とされる構成品の製造設計業務が多いですが、技術研究を通じた"こんな技術でこんな性能の製品が提供できますよ"といったボトムアップ提案をする機会もニーズとして多くなっています。入社3年目のときにその技術研究に主担当としてアサインされ、要件分析、最新技術の調査、コストと性能バランスを考慮した設計、試作評価まで、1年以上かけて設計プロセスの一通りを経験しました。うまくいかないことも多々ありましたが、先輩社員の協力のもと試作品ができあがり手にしたときはかなりの達成感と喜びがありました。

Qこの会社を選んだきっかけとなるエピソードがあれば教えてくれませんか?
A

大学では高周波回路(主にアンテナ)に関する研究をしていたため、就職活動当初は"高周波回路の設計ができる会社"というふんわりした内容で各社の面接を受けていました。しかし、そのような心持ちでは面接がうまくいくはずもなく、苦戦しているときに当社に出会いました。当社はサブシステム(モノづくり)の中核を担う会社であり、常に製品に近い位置で設計ができるというところに魅力を感じ、"私はモノづくりに携わりたかったんだなぁ"という点に気づかされ、当社の面接でも自分の想いをしっかりと伝えることができました。

Q最後に現在、就職活動を行っている学生の方にアドバイスがあればお願いします!
A

就職活動が始まった直後は、明確に自分がやりたいことが決まっている人、決まっていない人が居ると思います。
やりたいことが決まっている人は熱意をもって面接官に説明できるよう下調べや準備をしておくことが大事です。
やりたいことが決まっていない人は、まずは自分が興味のある分野から積極的にいろいろな会社の説明会に参加することをお勧めします。会社説明会に参加する中で、自分がやりたいことが見えてくることがあるかも!?

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技術開発本部
海洋・センサ技術部

工学部
電気電子工学科卒

Q現在、職場ではどのような仕事をしているのですか?
A

私の在籍する部では海中で観測対象を見つけるために音を出したり、返ってきた音を受けたするためのソーナー装置を担当しており、これまで現行装置の古くなった基板の改修、装置の制御を行うためのFPGAのFW設計を担当してきました。仕事をするうえで大事にしていることは、興味を持って取り組むことですね。担当している装置がどのようなものものなのか、どのような仕組みなのかと興味・好奇心を持って仕事をするとで、モチベーションの維持と技術習得の糧としています。設計やシミュレーション時、時には実機検証時にうまくいかないこともありますが、好奇心を持ちあれこれと仕組みや対策を考えることに楽しみを持たせながら仕事をしています。

Qこの仕事に就いて一番嬉しかったエピソードがあれば教えてくれませんか?
A

普通に生活している中で見る防衛装備などは、テレビや雑誌、祭典の展示物などで見れる一部のものであり、かつ航空機や車両などはあまり中身までは見る機会がありません。しかしそれらをくみ上げている一つ一つの装置を作っている会社にいることで、普段見ることができないような所まで見て知ることができることです。私も実際に担当するソーナー装置の実地試験を行ったり、装置を組み込んだ艦船の試験に同行し乗船する機会がありました。試験自体は揺れる船の上での作業など結構体力を使うものだったりして苦労はしましたが、普段見れない装置を目の前にしている感覚は特別なものです。

Qこの会社を選んだきっかけとなるエピソードがあれば教えてくれませんか?
A

もともと、乗り物や機械が好きでその流れで、航空機や艦艇といった物に興味持っていました。また、小さい頃から物作りが好きで大学も工学部に入学し、電気に興味を持っていたことから回路設計の仕事がしたいという気持ちもありました。最初に防衛事業を軸として就職活動している中で今の会社を見つけることができました。そこから調べている中でレーダー・ソーナー装置や各種装備等の多くの防衛事業向けの装置の設計をしていることを知り、もう一つの条件であった回路設計に携わるとこができると考え選びました

Q最後に現在、就職活動を行っている学生の方にアドバイスがあればお願いします!
A

就活では興味があること、やりたいことを具体的にしたうえで、仕事や就職先を決めると良いかもしれません。仕事をする中ではやりたい仕事ではないこともやらなければならないことがありますが、結果的に興味がある物であれば仕事へのモチベーションを維持できると思います。また、百聞は一見に如かず、会社見学がある際は積極的に参加するといいです。働く時のイメージを持てることや、会社HP以上のことを知ることができます。

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技術開発本部
情報ネットワーク技術部

理工学研究科
電気電子情報通信工学卒

Q現在、職場ではどのような仕事をしているのですか?
A

セキュリティ関連のハードウェア及びソフトウェアの設計・開発に携わっています。主に、セキュリティ機器としての内部構成や入出力のデータ仕様、ユーザインタフェースの設計を行っています。
設計を行ううえで、的確な情報を共有することを意識して業務をするようにしています。お客様が求める要件をしっかり把握して設計・製造に落とし込むためにお客様からヒアリングなども実施します。

Qこの仕事に就いて一番嬉しかったエピソードがあれば教えてくれませんか?
A

その製品のコアとなる部分を自身で製造し、正常に動作した時が一番うれしいエピソードだと思います。具体的にはFPGA設計におけるVHDLのコーディングとなります。
具体的な内部処理を自身で設計及びコーディングして実機で正常に動作するときが、一番うれしい時であり楽しい時だと感じています。
また、製品としての仕様を検討するなど上流に近い部分を担当することもあります。その際、提案した内容が採用されシステムの一部となった時も喜びを感じた瞬間でした。

Qこの会社を選んだきっかけとなるエピソードがあれば教えてくれませんか?
A

就職活動当初は、防衛事業の存在もわかっていませんでした。たまたま見かけた防衛関係の事業に目が留まり、国の安心・安全の中核となる製品に携わってみたいと思い始めました。もともとモノづくりに携わりたいと考えていたことや、設計だけでなく製造及び保守も一貫して実施しているといった点に魅力を感じました。実際の業務もお客様との調整に始まり、自身で設計・製造や、製造部や検査部との調整など、幅広い工程を携われ面白みのある仕事だと感じています。

Q最後に現在、就職活動を行っている学生の方にアドバイスがあればお願いします!
A

電気系のモノづくりといっても、業務内容は多岐にわたると考えています。様々な会社を訪問してみて、やりたいことや適性を見つけられると良いと思います。

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開発生産本部
誘導ネットワーク技術部

未来科学研究科
ロボット・メカトロニクス学専攻

Q現在、職場ではどのような仕事をしているのですか?
A

私は防衛装備品向けの装置、特に飛翔体関連装置の設計開発を担当しています。
担当している装置は、CPU・FPGAに関するものが主で、HW設計(回路設計・構造検討)からCPU・FPGAのFW・SW開発(CやVHDLなどのプログラミング、LinuxなどのOSに関する設計・OS上のアプリケーション)まで、機械工学・電気・電子工学・情報工学の幅広い分野を担当しています。
さらに、近年のAI処理などのような最新技術の調査・解析と、装置開発へ応用するための研究開発にも注力しています。
そのため、過去の開発装置で既存技術を学びつつ、研究開発で新規技術の開拓を進めていきたいと考えています。

Qこの仕事に就いて一番嬉しかったエピソードがあれば教えてくれませんか?
A

私が開発に関わった装置が上位の装置に組み込まれるため、客先での開発が始まった際に、現地の開発メンバーに参加したことがありました。
装置の開発では、当初の設計で定めた目標性能値があり、これを達成するようにプログラムを開発していく必要があります。
しかしどうしても目標性能に到達することができず、その支援をさせていただくこととなりました。
私はその機能は初めて扱うもので、現地でプログラムと理論を理解しつつ、性能を改善できる方法を模索しました。そして最終的に、研究開発で獲得した新技術を応用したことで目標性能を達成できるようになり、客先からも感謝の言葉をいただくことができました。
この開発は数か月もかかったため、今でも強く印象に残っており、上位の装置開発に貢献できたことを嬉しく感じています。

Qこの会社を選んだきっかけとなるエピソードがあれば教えてくれませんか?
A

大学で電子工学やプログラミングを学んで以来、エンジニアとして実際のモノづくりができる仕事に就きたいと考えていました。
大学の就職先も産業用ロボットや自動車・加工機にまつわる業界が多く、私も組込み装置の業界を探していました。
そんな中、組込み装置の関連で防衛業界を見つけ、興味を持つようになりました。そして、この会社に同じ大学のOBがいることを知り、実際にどんな装置を開発しているのか、どんな雰囲気で仕事をしているのかを詳しく知ることができました。
また、私が学んできた内容なら即戦力になるという話を聞き、この会社にしようと思いました。
現在では、防衛業界のモノづくりに加え、最先端技術を応用することまでできているため、この会社を選んでよかったと感じています。

Q最後に現在、就職活動を行っている学生の方にアドバイスがあればお願いします!
A

仕事は日銭を稼ぐという目的と共に、人生の最も長い時間をかけるものであり、その人の人生の証ともいえるものだと思います。
そのため、大学で習った授業なら○○学が好きだった、授業で○○をやってみたら楽しかったなど、何をしている時が一番楽しいか、一番続けられそうかを振り返るといいと思います。そして、どういう業界・職場・仕事内容ならそれの実現を考えつつ、いろんな会社を見学に行ったり、いろんな人に聞いてみるといいと思います。

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技術開発本部
誘導ネットワーク技術部

工学部
電気電子工学科卒

Q現在、職場ではどのような仕事をしているのですか?
A

防衛省自衛隊が使用する防衛装備品のハードウェア設計を行っています。自衛隊が運用するハードな環境でも長年運用し続けられる高品質・高信頼性のある製品を設計しています。
業務を行ううえで大事にしていることはやはり品質と情報セキュリティです。我々の生み出す製品に万が一にも欠陥があれば、それを運用する自衛官の方々に危害が及ぶ。そして自衛官に危害が及べば、その後ろで守られている日本国民の皆さんに危害が及びます。また情報セキュリティにおいて我々から防衛装備品の情報が流出してしまっても最終的には日本国民に危害が及んでしまいます。常に緊張感と使命をもって業務にあたっています。

Qこの仕事に就いて一番嬉しかったエピソードがあれば教えてくれませんか?
A

入社1年目に初めて担当したとても思い入れのある製品があります。初めての設計業務、初めて使用するプログラミング言語、初めてのデバッグ、、、。たくさんの苦労のうえでやっとの思いで出荷した初めての担当製品です。そんな担当製品ですが、出荷以来何の音沙汰もありませんでした。トラブルなく運用されている証でしたが、その静けさが逆に不安でした。
出荷から2年くらい経ったある日、自衛隊の広報に演習の紹介がありました。なんとそこには自分が担当した製品が写っていたのです。製品の説明はなく、演習の一瞬を切り取った写真でしたが、自分の初めての担当製品が密かに、でも確実に日本の守りに貢献している姿が写し出されていました。その写真は自分の苦労と想いが確実に実を結んだこと証明であり、とても感動したのを覚えています。

Qこの会社を選んだきっかけとなるエピソードがあれば教えてくれませんか?
A

僕はかなり特殊で学生時代から予備自衛官というものをやっていました。予備自衛官として訓練していくうちに国防に対して興味や関心が湧きました。将来は自衛隊に就職するか民間企業に就職するか迷っていました。
そんなある日、予備自衛官の訓練で使用した装備品に不具合が発生しました。その時、「こんな信頼性の低いものに自分の命を預けるのはとても怖い。こんなものでは日本を守れないのでは」と思ったのは良く覚えています。
この不具合を体験したときに、自分は工学を学んでいるのだから不具合が出ない製品を作ればいいのではないかと気づきました。そこから防衛産業に着目して、自分の学んできたことを活かせる探していたら、この会社に出会うことが出来ました。

Q最後に現在、就職活動を行っている学生の方にアドバイスがあればお願いします!
A

まず何よりも自分が何をしたいのか何に興味があるのか、これをはっきりさせておくといいと思います。自分がどんな大学、どんな学部だから、今までずっとこれをやってきたから、、、そういった理由で進路や方向性を絞るのではなく、自分のしたいこと興味のあることに妥協せずに就職活動を頑張ってほしいです。

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